2012年
12月09日
12月09日
第14回 「志紀・弓削地区の地蔵さん巡り」
当日、穏やかな天気に恵まれ41名の参加者が集いました。八尾市には、石器時代から様々な埋蔵遺跡や文化財が、各地区から発掘されていますが、周知の通り由義宮に関する遺跡は、現在のところ幻となっております。八世紀半ば過ぎに造営されたとなっている由義宮ですが、772年に河内方面に大型台風が襲い、大和川が氾濫し志紀・弓削地域一帯も瓦礫の山となったと続日本記に記載されています。当時、河内・八尾地域において称徳天皇と道鏡とによって造営された一大モニュメントであった由義宮は、それによって跡形もなく歴史上から消しさられてしまったことは誠に残念です。ただ、この付近に今も都塚の地名を残し、都留美島神社や由義神社が後世になって建立されたことで、その痕跡を少し伺い知ることができます。
又、地蔵めぐりの方は志紀・弓削霊園の六地蔵像や、八尾市内における最古の地蔵と言われる鎌倉期に造営された天王寺屋地蔵像などを見学し、地蔵像のいわれやその特徴を学習して、全員無事に柏村稲荷神社で解散しました。
歩行コース 実施日 平成23年12月17日 案内人 高井さん
スタート ⇒近鉄恩智駅 ⇒ 大塚・融心寺 ⇒ 都塚墓地・都留美島神社 ⇒
二俣・東弓削墓地 ⇒ 二俣分水路・四軒町地蔵⇒志紀弓削霊園 ⇒ 志紀コミセン
⇒ (ランチタイム) ⇒天王寺屋地蔵 ⇒ 六輔地蔵 ⇒ 不動地蔵・常夜灯 ⇒
由義神社 ⇒ 緑泉寺前地蔵 ⇒ 柏村稲荷神社前延命地蔵
解散 3:00 ⇒ 近鉄恩智駅へ 全コース 歩行距離 約8キロ